木造家屋解体工事の産業廃棄物「木くず」の処理方法

コラム

こんにちは、スタッフコラム編集部です。
今回は産業廃棄物の一種である「木くず」について解説します。

木造の家を解体すると、大量の木屑が発生します。今回はこの木屑がどのように処理されているか書こうとおもいます。

木くずの種類

産業廃棄物の一種である「木くず」とは、建設現場にて発生した木くず、パルプ製造業にて発生した木くず、木材や家具などの木製品を製造するときに発生した木くず、輸入した木材の卸売の際に発生した木くず、事業活動から生じたPCB※が染み込んでいる木くずなどがあります。
また一般廃棄物の扱いとなる木くずとの違いは、多量排出性や有害物質の含有の差異などでわけられます。

木くずの処理方法

産業廃棄物である木くずの処理方法は、チップ化、直接埋立・単純焼却、燃料化、エネルギー回収も含む焼却、堆肥化などがあります。
一般廃棄物の木屑で流木があるのですが
これが今問題になっています。

流木は塩分を含むことや、洪水などの自然災害にて発生した場合に木の量や質が様々で、各施設での処理に時間と費用がかかり大きな負担となっています。
また、大型の流木が一般廃棄物であるのにも関わらず、公共施設の搬入規制により、通常の一般廃棄物のように処理できないことも課題の一つです。流木は一度に大量発生し処理に時間がかかった場合、腐食による臭いの問題が発生します。

建設リサイクル法によって、産業廃棄物の木くずの再資源化がすすめられている一方で、一般廃棄物として扱われている大きな木くずや大量の木くず処理にはまだ課題があります。